既存顧客に向けた情報発信のツールとして広く活用されているのが、ダイレクトメールです。会員登録された方などは顧客情報を入手しており、そのデータを使ってDM発送が可能になります。DM発信による広告宣伝の目的は顧客の囲い込みにありますから、ファンとなってもらえるような情報を提供することが大切になってきます。そのためによく見かける仕掛けとしては、来場者プレゼントや購入プレゼントを準備して来店や購入を促していきます。
プレゼントが目的でも喜んでもらえれば、顧客満足度が高められるため顧客囲い込みに役立ちます。来場者プレゼントの場合、一定の購入金額をクリアした人に渡すという条件を設けることもあり、ハードルが低い金額であるほど効果があげやすいでしょう。このような仕掛けがあるDMを発信する場合は、プレゼント企画をしっかりアピールすることがポイントになります。最近は圧着したハガキ上のDMがよく利用されていますが、表面にその企画をアピールすれば注意を惹くことが可能で、開封率もアップします。
封書でのDMの場合も、開封前にプレゼント企画が分かる仕組みを採用することで、同等の効果があるでしょう。プレゼント企画は効果を上げやすいプロモーションですが、その準備に手間や費用が掛かります。来店を促すためのDMでは、ハガキや封書を持参することで割引サービスを進呈するような仕掛けもあります。いずれも顧客満足が高められるツールとして、一定の効果が期待できます。購入や来店を促進する方法として、保有ポイントの有効期限をお知らせするDMもあります。よりダイレクトにアプローチできるのがダイレクトメールのメリットなので、顧客情報や購入データを有効に活用して、顧客満足が高まる仕掛けを検討することがDM発送で効果を上げるための鍵となります。宣伝広告には大きな費用が掛かります。費用を抑えながらも効果があがる、費用対効果が高いDMづくりや仕掛けに力を入れていきましょう。
